API連携ができるSFAおすすめ6選|外部連携のメリットを解説
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- SFAは営業活動の管理や分析などを行い、顧客を一元管理できる営業支援システムである
- API連携を行うことで、異なるソフトウェアなどでも機能を拡張して使えるようになる
- SFAでAPI連携を行うと、他のデータを活用できるようになり、業務の効率化が図れる
SFAは営業支援に役立つシステムで、営業活動の管理・分析などを行ってくれます。SFAでAPI連携を行うとシステムをより効率的に使えるようになります。本記事では、SFA・API連携について解説し、SFAをAPI連携させるメリットと、おすすめの製品を紹介します。
SFAとは
SFAとは、営業活動支援全般をサポートするツールであり、営業支援システムとも呼ばれています。顧客管理機能・案件管理機能・行動管理機能を備えたものが一般的です。
SFAの導入には、次のようなメリットが期待できます。
- 顧客別の商談状況を一元管理できる
- 営業プロセスを可視化できる
- 営業成績の向上化につながる
- 属人化しがちな営業ノウハウをチームで共有できる
- 日報・見積書もツール内で作成できる
- 既存ツールと連携できる
SFAは商談管理や顧客管理が一元的に可能です。集積されたデータはチーム全体で共有できるため、リアルタイムな情報収集や営業プロセスの可視化、営業ノウハウの共有も容易に行えます。
また、日報・見積書といった書類の作成も可能であり、営業メンバーの事務負担を一定程度軽減できます。SFAはCRM・MAの他ツールと連携させることで、さらなる有効活用にも期待できます。なお、SFAを他ツールと連携させる場合は、APIとの連携が重要になります。
\SFAのより詳しい解説はこちら/
SFAとは?CRM・MAとの違いや導入成功へ導く4つのポイントを解説
SFA(営業支援システム)とは、営業メンバーの行動管理や商談の進捗状況を共有するツールを指します。本記事では、営業活動やマネジメントを効率化してくれるSFAの主な機能やシステム導入によるメリット・デメリット、導入の際に選ぶポイントを解説します。
API連携とは
API連携とは、APIを利用して異なるソフトウェア・システム・アプリケーションを外部連携する方法です。API連携機能を搭載しているシステムであれば、APIを介してスムーズに連携できます。
API連携の身近な代表例としては、SNSに投稿する際に、同じ内容を同時に別SNSに投稿することが挙げられます。そして、API連携はデリバリーサービスや配車サービスの場でも活用されています。
API連携を利用することで、自社の既存システムとSFAの連携も効率よく行えます。SFAツールの多くはAPI連携に対応していているため、システムの効率化を図りたい企業におすすめです。
APIとは
APIとは、「Application Programming Interface」の略称です。インターフェース( Interface)には「接続・接点・境界」などの意味があります。
つまり、「Application Programming Interface」とは、アプリケーションとプログラムをつなぐインターフェースを意味します。簡潔にいえば、異なるソフトウェアやプログラムの一部を連携させる仕組みがAPIです。
APIの役割とは
APIは、アプリケーションやプログラムなどのソフトウェアが、外部と連携する際における窓口の役割を果たします。
ソフトウェアはそれぞれ独自のプログラムで構成されており、連携させるにはお互いの情報を相互交換する必要があります。しかし、ソフトウェアはドアや窓が一切ない箱のようなものであるため、そのままの状態では互いの情報を取り出すのは不可能です。
そこで、外部と連携させたいソフトウェアにAPIという窓口を設けます。その結果、窓から箱の中の一部を覗けるようになり、ソフトウェア同士の情報交換が可能になります。すなわち、異なるソフトウェア同士でも連携できるようになります。
SFAでAPI連携を利用するメリット
SFAでAPI連携を利用することで、いくつかのメリットを得ることができます。特に、業務の効率化に大きく貢献します。ここでは、以下のSFAでAPI連携を利用するメリットを解説します。
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SFAでAPI連携を利用するメリット
社内システムとの連携で業務効率が改善
SFAでAPI連携を利用する最大のメリットは、社内で別々に運用しているシステム同士を効率的に連携できる点です。たとえば、営業部門でSFAツールを、マーケティング部門でCRMツールを運用しているとしましょう。
両部門が連携するには、まずCRMの登録情報をファイルに変換して営業部門の担当者に送信し、営業部門の担当者は受け取ったファイルを立ち上げてインポートする。といった工程が必要でした。
一方、API連携を利用してSFAとCRMを連携させれば、マーケティング部門からCRMに登録された情報は、自動で営業部門のSFAに転送・登録できます。データのやりとりにかかるコスト・人的リソースを縮小できるため、業務効率を大幅に改善できるでしょう。
営業部門以外でも生産性の向上につながる
API連携を行った情報は常にリアルタイムで更新されるため、利益の向上につながる効果的なタイミングを逃すことなく、営業戦略を立案することができます。そして、SFAでAPI連携を行うことにより、チャットツールなどでも顧客情報の共有が可能です。
これにより、営業部門以外でも素早い顧客情報の活用が行え、生産性の向上につなげることができます。また、蓄積されたデータは既存顧客の満足度向上にも寄与し、新規顧客獲得に向けた施策立案にも期待できます。
API連携ができるおすすめのSFAツール6選
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- 顧客管理・見積書作成・請求書作成、売上・利益管理などを全ての情報に紐づけて登録・管理できる
- 多くの機能を使えるにもかかわらず、低コストで導入が可能
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- 設定が複雑でわかりにくい
ソフトブレーン株式会社
eセールスマネージャーRemix Cloud
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- データの二重登録や資料作成時間を削減でき業務効率化できる
- マルチデバイスに対応しているため場所を問わず使用可能
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- マニュアルがわかりにくく定着に時間がかかる
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- 「グループウェア・SFA・CRM・ビジネスアプリケーション」が機能連動したオールインワン
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- 大容量ファイルの共有ができない
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- 売上規模や決算時期・従業員規模・エリアなどの情報を自由に入力でき、顧客の情報を素早く共有できる
- 位置情報を活用しているため、現在地に1番近い顧客を検索することが可能
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- 導入支援サポートが有料でしか使えない
SAS Institute Japan株式会社
SAS® Customer Intelligence
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- 予測的アナリティクスと機械学習によりスマートなマーケティング戦略を実現可能
- 顧客が複数のデバイスを使っている場合でも、1人1人の顧客の特定・追跡・対応・維持ができる
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- 大企業向けとなるため小規模の企業では利用不可
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- スタンダードは安価ではあるが、使える機能が必要最低限に限られている
その他のSFAツールの選び方
SFAツールを効果的に運用するには、まず自社状況にあったツールを選ぶことが大切です。次のような基準を元にツールの選定を行いましょう。
【重要な3つのポイント】
- コストパフォーマンスが見合っているか
- 自社に必要な機能が搭載されているか
- 外部サービスと連携できるか
【他の比較ポイント】
- スマホやタブレットで利用できるか
- 担当者が使いやすく工数削減できるか
- 他部署と連携できるか
- 導入実績が豊富か
- サポートは充実しているか
- セキュリティ対策は万全か
- 無料トライアルがあるか
選定基準は企業によって異なります。自社に必要なツール・機能を選ぶには、まず自社が達成すべき目標・改善すべき課題を明確にすることが大切です。
まとめ
SFAは営業プロセスの可視化・営業業務の効率化・営業成績向上に役立つツールです。API連携のSFAであれば、CRMなどの社内の他ツールとスムーズに連携できるため、さらなる業務効率化や生産性アップが期待できます。
API連携のSFAを導入し、業務効率の改善や人的リソースの有効活用を図りながら、自社の売上向上につなげていきましょう。