給与計算ソフトと連携可能な会計ソフトおすすめ2選|選び方も解説
Check!
- 給与計算後は、賃金や福利厚生費、社会保険料等を会計処理する必要がある
- 会計ソフトと給与計算ソフトを連携すれば、自動でデータが転記され業務を効率化できる
- 会計ソフトを選ぶ際は、対象規模や給与計算ソフト以外との連携性などもチェックする
会計ソフトには、給与計算ソフトと連携できるものもあります。連携すれば給与計算のデータが会計ソフトに自動的に反映されるため、業務を効率化できます。この記事では、給与計算ソフトと連携可能なおすすめの会計ソフトや選ぶ際のポイントなどを解説します。
目次
開く
閉じる
開く
閉じる
会計ソフトと給与計算ソフトは連携させるのがおすすめ
会計ソフトは、会計業務の効率化を支援するツールです。企業の収支を自動で集計し、仕訳や帳簿・決算書の作成まで一元的にカバーできます。導入により、煩雑な会計業務を正確に遂行でき、業務の属人化の防止や企業の財務状況の可視化にも期待できます。
会計ソフトの中には給与ソフトと連携できるものもあり、2つのソフトを連携させることで、双方の業務をまとめて効率化できます。本記事では、会計ソフトと給与計算ソフトを連携させるメリットや注意点を解説します。
会計ソフトとは?使い方やメリットを解説【初心者・個人事業主も】
会計ソフトとは、企業におけるお金の動きが管理でき、帳簿や決算書などの作成もできるシステムのことです。利用したいとは思いつつも、使い方がわからない、どのソフトを選んだらいいかわからない、といった方も多いでしょう。この記事では、会計ソフトの使い方やメリット、選び方などを解説します。
給与計算ソフトとは?機能やメリット・デメリット、選び方を解説
給与計算ソフトとは、給与計算の自動化や給与明細の発行などを行えるソフトです。業務の効率化や法改正にも対応できる利便性があります。本記事では、給与計算ソフトをよく知らない方のために、機能やメリット・デメリット、選び方を解説しています。
会計と給与計算の関係
給与計算業務には、勤怠データを基にした給与・賞与の計算や給与明細の発行、そして各種手当てや税率の計算などがあります。給与計算後には賃金や福利厚生、社会保険料などを会計処理しなければならず、会計業務との関わりは非常に深いといえます。
しかし、基本的に会計ソフトは給与計算業務に対応していないため、給与計算ソフトを併用するのが一般的です。2つのソフトを別々に運用すると、データの転記作業が必要ですが、ソフト同士を連携させるとデータを自動的に反映させることができます。
会計ソフトと給与計算ソフトを連携させるメリット
会計ソフトと給与計算ソフトの連携によって、給与計算の結果が自動的に会計ソフトに反映されます。つまり、従来のような手作業でのデータ入力や仕訳登録が不要になるため、会計業務における作業工数を大幅に削減できるでしょう。
これにより、業務担当者の負担を軽減できるだけでなく、転記ミスや仕訳ミスの防止にもつながります。また、最新の給与データが会計ソフトにリアルタイムで反映されることで、企業の財務状況の可視化が容易になる点もメリットです。
最新の情報に基づいた経営判断が可能になり、その結果、企業の持続的な成長にも貢献します。
給与計算ソフトと連携可能な会計ソフトの選定ポイント
給与計算ソフトと連携可能な会計ソフトを選ぶ際は、自社の規模との適合性・その他ソフトとの連携性・サポート体制の充実度に注目するのがおすすめです。ここでは、各ポイントについて解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
給与計算ソフトと連携可能な会計ソフトの選定ポイント
自社の規模に合っているか
会計ソフトには、個人事業主向け・中小企業向け・大企業向けなどの種類があり、それぞれ役割や機能が異なるため、自社の規模に適したものを選ぶことが大切です。
例えば、大企業向けの会計ソフトは、グループ会計や内部統制の強化を図れるほか、会計業務以外の機能が搭載されているなど、多機能な傾向があります。一方で費用も高額であるため、個人事業主や中小企業では採算が取りにくいでしょう。
反対に個人事業主や中小企業向けの会計ソフトは、機能がシンプルなものが多いため、煩雑な大企業の会計業務には適しません。このように、自社の規模に合わないソフトは、コストや機能の最適化を図るのが困難です。
費用対効果を高めるためにも、自社の規模に適した会計ソフトを選びましょう。
給与計算ソフト以外とも連携できるか
給与計算ソフト以外とのソフトとの連携性も、会計ソフトを選ぶうえで重要なポイントです。例えば、勤怠管理システムや年末調整ソフトなどと連携できるものが良いでしょう。
これらのソフトと会計ソフトを連携させることで、手作業によるデータの転記作業や仕訳登録、帳票への出力など、時間と手間のかかる作業を一定程度自動化できます。その結果、担当者の業務負担が軽減され、会計業務の効率化と品質向上にもつながります。
サポート体制は充実しているか
会計ソフトを選ぶ際は、サポート体制の充実度にも注目しましょう。導入後にソフトに関する不明点が出た場合でも、迅速な解決に期待でき、スムーズな社内定着にもつながります。
会計ソフトの運用に不安がある場合は、基本的な操作方法に加えて、他ソフトとの連携方法や運用定着まで、幅広い分野を相談できるソフトが望ましいです。また、電話やチャットでのサポートだけでなく、訪問サポートがあると安心でしょう。
なお、サポート対応日時は提供会社によって異なります。企業の営業時間に応じて、早朝・深夜・休日のサポート体制を確認しましょう。
給与計算ソフトと連携可能な会計ソフトおすすめ2選
株式会社マネーフォワード
マネーフォワード クラウド会計
GOOD
ここがおすすめ!
- 面倒な帳簿・レポート・決算書を自動作成
- 金融機関の入出金データを自動取得してリアルタイムで数字を共有
- 他サービスとの連携で勤怠管理やマイナンバー管理が可能
MORE
ここが少し気になる…
- ある程度の簿記知識が必要な場合も
株式会社マネーフォワード
マネーフォワード クラウド会計Plus
料金の詳細や利用イメージは
「サービス詳細はこちら」をチェック!
GOOD
ここがおすすめ!
- 「仕訳承認フロー」や「権限ロール設定」搭載で内部統制の強化に
- 監査手続きもWeb上で完結!手間や時間を削減できる
- グループ会社の経営数値をリアルタイムで確認できる
MORE
ここが少し気になる…
- 小規模法人では機能を持て余してしまう可能性も
給与計算ソフトと連携可能な会計ソフト比較一覧表
その他の会計ソフトの選び方
会計ソフトを選ぶ際は、上記のポイントに加えて、以下のようなポイントにも注目するのがおすすめです。会計業務やIT環境における自社の課題を明確にし、課題解決に役立つ製品を選定しましょう。
【重要な2つのポイント】
- 帳簿の知識が少なくても使いやすい操作性か
- クラウド型かインストール型か
【その他の比較ポイント】
- 必要な機能が搭載されているか
- 電子帳簿保存法・インボイス制度に対応しているか
- 自身の申告方式や電子申告に対応しているか
- 使用するデバイスやOSに対応しているか
- 顧問税理士とデータ共有ができるか
- セキュリティ対策は万全か
- 無料トライアルがあるか
まとめ
会計ソフトとは、煩雑な会計業務を一元管理できるツールです。給与計算ソフトとの連携により、給与計算データが自動で反映されるため、手作業によるデータ入力や仕訳登録が不要になります。
給与計算ソフトと連携可能な会計ソフトを選ぶ際は、自社の規模との適合性や他ソフトとの連携性、サポート体制の充実度に注目しましょう。これにより、会計業務をはじめバックオフィス系業務をシステム上で一元管理でき、全般的な業務効率の向上に期待できます。
今回ご紹介したポイントを参考に、給与計算ソフトとの連携性に優れた会計ソフトを導入し、会計業務の最適化につなげましょう。