オンプレミス型eラーニングシステムおすすめ4選|導入時のポイントも
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- オンプレミス型のeラーニングは、自社に合わせて柔軟なカスタマイズができるのが特徴
- 月額費用がないためランニングコストは抑えられるが、導入時の初期費用は高額
- オリジナルの学習システムを作りたい・大人数で利用したい場合はオンプレミス型が良い
eラーニングシステムには、大きく分けてオンプレミス型とクラウド型があります。オンプレミス型は、自社に合わせて柔軟なカスタマイズができるのが特徴です。この記事では、オンプレミス型のメリット・デメリット、導入時のポイントなどを交え、おすすめのシステムを紹介します。
目次
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eラーニングシステム(LMS)の2つの形態
eラーニングシステム(LMS)とは、教育やトレーニングを効率化するためのツールであり、学習コンテンツの作成・配信・管理などを行うための機能を提供します。これによって、教育機関や企業は学習者に対して効果的に教育を実施できます。
eラーニングシステムには、オンプレミス型とクラウド型の2つの導入形態があります。それぞれに特徴があり、自社のニーズに適した形態を選択することが大切です。
LMSとは|学習管理システムの基本機能から選び方、企業に必要な理由も解説
LMSは、従来のeラーニングにおける課題を解決するために誕生したものです。学習教材の進捗状況を管理しやすくなるなどのメリットがあります。本記事では、LMSの種類・機能・役割、LMSが企業に必要な理由、選定・比較する際のポイントについても詳しく解説します。
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オンプレミス型
オンプレミス型は、自社のサーバーにインストールしてシステムを運用する導入形態です。環境整備やシステムの設定を始め、データ・セキュリティなどを完全に自社で管理できるのが特徴です。
クラウド型
クラウド型は、インターネット経由で利用できるオンラインのシステムです。システムはベンダー(サービス提供者)によって管理されるため、自社でメンテナンスやアップデートを行う手間がかかりません。管理面やコスト面で手軽に導入しやすい点が特徴です。
オンプレミス型eラーニングシステムのメリット
オンプレミス型のeラーニングシステムには、自社で制御しやすいことを始め、さまざまなメリットがあります。ここでは、オンプレミス型eラーニングシステムのメリットについて解説します。
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オンプレミス型eラーニングシステムのメリット
柔軟にカスタマイズできる
ベンダーが管理するシステムを利用するクラウド型とは異なり、オンプレミス型のeラーニングシステムでは、自社にサーバーを構築します。そのため、クラウド型と比べてカスタマイズの自由度の高さが大きなメリットです。
クラウド型もある程度のカスタマイズは可能ですが、その自由度はベンダーに依存するため、自社特有の要件に対応しきれない可能性があります。
オンプレミス型なら、システムを自社の特定の業務フローや学習内容に合わせて細かく調整できます。例えば、独自の評価システムを構築したり、特定の学習コンテンツを作成したりすることが可能です。
セキュリティ性が高い
オンプレミス型システムは自社のローカルネットワーク環境で運用されるため、インターネット接続は必要ありません。これにより、外部ネットワークとの接続を制限でき、外部からのサイバー攻撃や不正アクセスのリスクが低くなります。
また、オンプレミス型では、自社のセキュリティポリシーに基づいたセキュリティ対策も可能です。データが外部に流出しないように対策を施すことで、機密性の高い情報や個人データなどを自社内で徹底的に管理でき、情報漏洩の危険性が減少します。
月額費用がない
オンプレミス型eラーニングシステムは、クラウド型と異なり月額費用がかかりません。そのため、長期的に見るとクラウド型より経済的に利用できる可能性があります。
クラウド型はベンダーに毎月の使用料を支払う必要があり、その費用はユーザー数に応じて高くなるのが一般的です。したがって、長期的に大人数がシステムを利用すると、総コストが高くなります。
オンプレミス型は初期費用こそ高額になりがちですが、大規模な導入に適しており、ユーザー数に関係なく一度の初期投資でシステムを利用できる点がメリットです。
オンプレミス型eラーニングシステムのデメリット
オンプレミス型eラーニングシステムは、初期費用の高さや運用開始までにかかる期間などを理解した上で導入を検討することが推奨されます。ここでは、オンプレミス型eラーニングシステムのデメリットを解説します。
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オンプレミス型eラーニングシステムのデメリット
初期費用が高額
オンプレミス型eラーニングシステムは、初期費用が高額である点がデメリットです。サーバーの調達・ネットワーク環境の構築・システムのカスタマイズなどを自社で行う必要があり、これらの準備に高額な費用が発生します。
また、システムの設定には専門技術が必要になり、外部のシステムエンジニアやプログラマーに依頼する場合は人件費もかかります。
しかし、初期費用が高額ではあるものの、上述したように月額の利用料金は発生しません。そのため、長期間にわたってシステムを運用する場合は、総コストを低く抑えられる可能性があります。
メンテナンスの手間がかかる
オンプレミス型は、自社でサーバーの管理を行う必要があります。例えば、サーバーに障害が発生した場合、迅速に修理や交換を行わなければなりません。また、サーバーの性能を維持するために、定期的なハードウェアのチェックや更新も必要です。
さらに、ソフトウェアの更新・パッチ適用・セキュリティ対策・データのバックアップなども自社で行う必要があり、メンテナンスの手間がかかります。しかし、自社の要件に合うように設備・環境・システムをコントロールできる点は、メリットでもあります。
運用開始までに数ヶ月かかる
オンプレミス型は、導入から運用開始までに準備の時間が必要です。この準備には、ハードウェアの選定・購入・設置・ネットワークの設定などが含まれます。また、eラーニングシステムにおいては、教材も自社で用意する必要があります。
システム運用の専門知識を持つスタッフも必要であり、雇用や外部委託など、これらの準備が整うまでにも時間がかかります。
そのため、オンプレミス型eラーニングシステムを導入する際には、要件定義・サーバー設置などを始め、具体的なスケジュールを立てて計画的に進めていくことが重要です。
オンプレミス型eラーニングシステムが向いている企業
オンプレミス型の費用やカスタマイズ性などの特徴は、規模の大きい企業や高いセキュリティ性を必要とする企業などにおすすめです。ここでは、オンプレミス型eラーニングシステムが向いている企業について解説します。
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オンプレミス型eラーニングシステムが向いている企業
オリジナルの学習システムを作りたい企業
オンプレミス型システムは、特定の業務フローに合わせた学習コンテンツの作成・独自の評価システムの構築ができます。このようなカスタマイズにおける柔軟性の高さは、独自の学習要件を持つ企業におすすめです。
また、セキュリティも自社の要件に合わせて制御でき、外部のインターネットに依存せずに自社で直接対策できるため、機密情報を扱う企業にも向いています。
例えば、金融機関や医療機関では、機密性の高いデータを扱うため、セキュリティ対策を徹底しやすいオンプレミス型が推奨されます。大規模な製造業では、特定の生産ラインに関する専門的なトレーニングを行う場合に、専門性の高い学習コンテンツを作成できます。
教育機関では、特定のカリキュラムに基づいた学習システムが求められるため、オンプレミス型ならカリキュラムに合わせたカスタマイズが容易です。
大人数で利用する企業
オンプレミス型eラーニングシステムは、多くの従業員が利用する企業に向いています。これは、クラウド型の料金体系が利用人数に応じていることが一般的なためです。クラウド型のシステムは、利用人数が増えるほど利用料金が高くなります。
そのため、大規模な企業においては、オンプレミス型の方が長期的には総コストを抑えられる場合があります。また、オンプレミス型はカスタマイズの自由度が高いため、さまざまな従業員の学習ニーズに合わせて運用することも可能です。
オンプレミス型eラーニングシステム導入時のポイント
オンプレミス型のシステム導入は、費用や時間を多く必要とするため、計画的に実施することが大切です。ここでは、オンプレミス型eラーニングシステムの導入する際のポイントを解説します。
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オンプレミス型eラーニングシステム導入時のポイント
予算とコストのバランスを確認する
オンプレミス型eラーニングシステムシステムは、上記のように初期費用が高額なため、導入前に予算とコストのバランスを確認することが重要です。
初期費用だけでなく維持費用もかかるため、すべてのコストを見積もり、予算に見合うかどうかを検討しましょう。その際には、必要な機能を明確にすることも大切です。不要な機能はコスト増加に繋がるため、必要最低限の機能に絞ることが求められます。
運用体制・人材を確保する
オンプレミス型eラーニングシステムの導入には、運用体制の確立と人材の確保が必要不可欠です。これらが不十分の場合、適切なメンテナンスを実施できずに、システムの安定性やセキュリティに問題が発生する可能性があります。
また、トラブル発生時に迅速に対応することもできなくなります。そのため、システム導入の際は、IT知識を持つ専任スタッフを確保した上で、メンテナンスや緊急時の対応における人材配置や対応手順をなどを決めておきましょう。
社内に専門知識を持つ人材がいない場合は、外部業者への委託や、必要なスキルを身につけさせるトレーニングの実施などが必要になります。
おすすめのオンプレミス型eラーニングシステム4選
株式会社デジタル・ナレッジ
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ここが少し気になる…
- 教材制作時にミスがあっても修正するのに時間や手間がかかり面倒な点がある
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- 10種類以上のクイズや問題を作成でき、楽しく学習が行える
- 学習管理機能を搭載し、最適なフィードバックが可能に
- 無料プランの提供があり、さまざまなシーンに活用できる
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ここが少し気になる…
- 1ユーザーあたりの価格は安いが、利用は100IDからで人数が必要
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ここがおすすめ!
- パソコンに慣れていない方でも使いやすい機能とUI
- 販売している教材コンテンツは修正・加工が自由で自社に合わせて使える
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ここが少し気になる…
- 教材コンテンツは別途購入の必要あり
- 「同時接続数管理」「IPアドレス制限」「多言語化」などはオプションでカスタマイズが必要
東芝デジタルソリューションズ株式会社
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ここがおすすめ!
- 機能が豊富で受講者も管理者も学びやすい
- 個人のレベルを可視化し、受講者ごとに強化すべき分野のレコメンドが可能
- クラウド型・オンプレミス型など自社に合った提供形態が選べる
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ここが少し気になる…
- 人事制度との連動面で工夫が必要
【比較表】おすすめのeラーニングシステム
その他のeラーニングの選び方
eラーニングシステムを選ぶ際には、どのようなコンテンツを作成できるか、学習が進めやすいかなど、以下のようなポイントに注目するのがおすすめです。また、学習者の利便性を考慮して、モバイル対応かどうかを確認することも推奨します。
【重要なポイント3つ】
- 教材の内容を確認
- 対象人数を確認
- 学習を進めやすい仕様か
【その他の比較ポイント】
- モバイル端末に対応しているか
まとめ
オンプレミス型eラーニングシステムは、自社のサーバーにシステムをインストールし、運用する学習システムです。データ管理やセキュリティを完全に自社でコントロールできます。初期費用は高額ですが、月額利用料が発生しないため、経済的な利点もあります。
しかし、サーバーの設置やカスタマイズにかかる時間と労力が大きいなどのデメリットもあるため、計画的な準備が必要です。また、セキュリティ対策などを自社で行うため、運用管理に専門知識を持つ人材の確保が求められます。
システムの導入を検討する際は、予算とコストのバランスを慎重に確認し、運用体制を確立することが重要です。自社に適したeラーニングシステムを選択して、教育の効率化を図りましょう。