おすすめのVPN2選|選び方・比較ポイント、注意点も解説
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- VPNは、サーバー設置数や設置エリア・対応デバイス・通信速度に注目して選ぶ
- セキュリティ担保のため、ノーログポリシーを採用しているサービスがおすすめ
- VPNの使用を規制している国や地域もあるため、海外で接続する際は注意が必要
VPNは、安全にインターネットに接続できる仮想的な専用回線です。社内のセキュリティ確保に役立ちますが、数多くのサービスがあり、どれを選べば良いかわからない方も多いでしょう。この記事では、おすすめのVPNや選び方のポイント、導入時の注意点などを解説します。
目次
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VPNで安全なインターネット環境を構築しよう
VPNとは、「Virtual Private Network」の略で、日本語では「仮想専用通信網」と呼ばれています。VPNは、仮想的な専用ネットワーク回線を構築し、第三者がデータを読み取れなくする仕組みで、インターネット接続時のセキュリティを高めるために利用されています。
各企業が専用回線を用意すれば、高いセキュリティと安定した通信速度の確保ができますが、導入や管理するためのコストが高額になってしまいます。そこで、注目されているのが高いセキュリティを持ちながら、比較的低コストで導入できるVPNです。
VPNは、複数拠点を結ぶネットワークを構築する場合や、外部から社内システムへアクセスする企業などによく導入されています。しかし、数多くのサービスの中から自社に合ったVPNを選ぶのは大変な作業です。
そこで本記事では、VPN選びのポイントや導入時の注意点などの解説を交えて、おすすめのVPNを法人向けと個人向けに分けて紹介します。自社に合ったVPNを導入して、安全なインターネット環境を構築しましょう。
VPNとは?メリットやデメリットを初心者にもわかりやすく解説
VPNとは、安全な通信環境を設けて、公衆回線を仮想的な専用回線として利用するものです。VPNを利用することで、遠隔からでも社内のサーバーにアクセスすることができます。本記事では、VPNのメリット・デメリット、スマホでVPNを接続するやり方などを解説しています。
VPNはサーバー設置数・対応デバイス・通信速度で選ぶ
VPNを導入する際には、利便性確保のためのVPNサーバー設置数の確保、オフィス外で利用するデバイスへの対応、業務に支障を来さない通信速度確保などが重要なポイントになります。
次の章からは、下記にあげた3つの重要ポイントや、その他の比較ポイントについて詳しく解説していきます。
【重要なポイント3つ】
- VPNサーバーの設置数は十分か
- 利用したいデバイス・OSに対応しているか
- 通信速度をチェック
【その他の比較ポイント】
- 同時接続できる端末数をチェック
- ノーログポリシーを採用しているか
- 料金は適正か
- セキュリティや信頼性をチェック
- サポートは充実しているか
VPNの選び方で重要な3つのポイント
VPNは、安全にデータ通信を行うための仕組みですが、同時に快適に使えるものであることが重要です。そこで、ここで下記にある安全性と快適性を保つための3つのチェックポイントについて解説します。
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VPNの選び方で重要な3つのポイント
VPNサーバーの設置数は十分か
VPNサーバーの設置数は、通信速度やネットワークトラブルのリスクを左右します。そのため、快適なインターネット環境を保つために必ず確認しましょう。VPNは仮想専用回線であって自社専用の回線ではないため、回線が混み合えば通信速度が低下してしまいます。
VPNサーバーの設置数が多ければ、混んだサーバーを回避して空いているサーバーにアクセスできるため、通信速度に影響するリスクは低くなります。また、一部のサーバーにトラブルが発生した場合も安全な通信が確保できます。
大手VPNの場合、70~90ヶ国に3,000~10,000台のVPNサーバーを確保しているところもある一方、1,000台程度しか設置されていない製品もあります。契約前にVPNサーバーの設置数を忘れずにチェックしましょう。
使いたいエリアに設置されているかも確認する
多くのサービスでは世界中にサーバーを持っていますが、設置場所に偏りがある場合もあるため、設置されている場所の確認も重要です。特に海外に支店や出張所がある場合や、海外で利用する場合は該当エリアの設置状況の確認もしましょう。
しかし、国によってはVPNの利用が規制されている場合もあり、事前に利用したい国や地域の規制状況を把握しておく必要があります。
利用したいデバイス・OSに対応しているか
支店や出張所などを持つ企業の場合は、利用するOSが統一されていることが多いです。しかし、リモートワークや外出先からVPNを利用する場合は、さまざまなOSのパソコンやモバイル端末での利用が想定されるので、どの端末であっても対応できることが重要です。
VPNは、製品によって対応できる端末やOSが異なります。したがって、自社のデバイスの利用状況に合わせて、タブレットやスマーフォンなどのモバイル端末への対応や、OSやインターネットブラウザなどへの対応状況の確認が必要です。
OSでは、MacOS・iOS・Windows・Android・Linuxのすべてに対応していると、ほぼすべてのパソコンやモバイル端末で利用できます。同時にOSやブラウザの対応バージョンも確認しておきましょう。
通信速度をチェック
VPNの利用では、通信の際にデータを暗号化処理するため、通信速度の低下は避けられません。通信速度が遅いと、サイズの大きなファイルの送受信に時間がかかったり、視聴している動画の動きがぎこちなくなったりします。
VPNを利用してもストレスのない通信を行いたい場合は、通信速度のチェックは欠かせません。50〜100Mbps程度を目安として選ぶのがおすすめですが、中には500Mbps以上の通信速度を持つものもあります。扱うデータが大きい企業は、こちらも検討しましょう。
VPNのその他の比較ポイント
ここまで、VPNを選ぶ際の3つの重要ポイントについて解説してきましたが、ここからはその他の比較ポイントとして、下記の5点について解説します。
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VPNのその他の比較ポイント
同時接続できる端末数をチェック
VPNの中には、何台でも同時接続が可能な製品もありますが、多くの場合は同時接続できる端末数を制限しています。企業のように多くのパソコンを利用している場合や、外出先から利用するケースが多いときは、同時接続数が少ないと業務に支障が出ることもあります。
そのため、同時接続できる端末数のチェックは必ず行いましょう。中には同時接続数が10台以下のVPNもありますが、これは少ない端末数でも十分な個人利用に適しています。企業がVPNを導入する際は、自社の接続状況に応じたサービス選びが大切です。
ノーログポリシーを採用しているか
ノーログポリシーとは、VPNの利用中にIPアドレスやアクセスログを保存しないというルールのことで、ノーログポリシーを適用したVPNのことを「ノーログVPN」と呼びます。ノーログVPNでの通信では、いつ・誰が・何をしたかという情報は残りません。
IPアドレスやアクセスログが残っている場合、通信先を特定されて情報が抜き取られる恐れがあります。しかし、IPアドレスやアクセスログ自体が記録されていないノーログポリシーを採用したVPNは、利用者の個人情報を特定して追跡することは基本的にできません。
したがって、情報漏えいなどのリスクに備えてセキュリティ対策を強化したい場合は、ノーログポリシーを採用しているVPNの選択がおすすめです。
料金は適正か
利用料金が安すぎるVPNは、必要な機能が不足していることが多く、セキュリティレベルが確保されていない場合があるので注意を要します。VPNを選択する際は、まずは機能やセキュリティレベルを確認したうえで、料金の検討をするのがおすすめです。
1カ月当たりの料金は、契約期間が長くなるほど割安になる傾向があります。中には、2年契約すると1カ月契約の半額の月額料金で利用できる場合もあります。しばらく利用してみて、問題なければ長期契約に移行するのも1つの方法です。
また、無料で利用できるVPNもありますが、データ量制限や通信速度、セキュリティに問題があるケースも見られます。無料VPNを利用する際は、安全性と使いやすさを十分に検討して利用しましょう。
セキュリティや信頼性をチェック
セキュリティ強化を図れるVPNですが、そのセキュリティレベルはサービスによって異なるため、必ず確認する必要があります。その1つの方法として、上述したノーログポリシーを採用しているかのチェックです。
また、安全性が高い暗号方式であるAES-256の採用や、VPN切断時の安全を守るキルスイッチ、VPNの接続を隠すトラフィック難読化などのセキュリティ対策があると安心です。さらに、導入実績などを確認して、運用元の信頼性をチェックすることも重要です。
サポートは充実しているか
VPN利用時にトラブルが発生し、利用できなくなるリスクはゼロではありません。早期に復旧させたい場合は、サポート体制が整ったサービスを選んでおくと、被害を最小限に抑えられます。運用元のサポート体制には差があるため、念入りな確認が重要です。
サポートの確認では、サポート方法・時間・曜日・無料サポートの内容・有料サポートの種類などを確認しましょう。できるだけサポート体制が充実した運用元を利用するのがおすすめです。
おすすめのVPN2選
GOOD
ここがおすすめ!
- IDやパスワードの入力なしでどこからでも安全に社内ネットワークへアクセスできる
- 「個体認証」や「認証停止機能」などの強固なセキュリティで、不正アクセスや情報漏洩を防止
- 月額料金には保守・運用費が全て含まれているため、予算計画が立てやすい
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ここが少し気になる…
- 申し込みから導入までに一定の期間を要する(プランS 4週間~8週間、プランM 8週間~10週間)
株式会社コミュニケーションビジネスアヴェニュー
顔認証付きVPN
GOOD
ここがおすすめ!
- 2秒でログインできる顔認証と電子証明書の2段構えで安全に使える
- ユーザーごとにアクセスの制限が可能で、マルウェア感染のリスク軽減
- 接続中も「反復的再認証」や「のぞき込みの検出」で、のぞきこみを完全にシャットアウト
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ここが少し気になる…
- サービス導入やプランに関しては問い合わせて確認の必要がある
VPNの導入フローと注意点
VPNの導入は、下記のフローにしたがって行うと比較的スムーズに行えます。ここでは、それぞれのフローの進め方や注意点について解説します。
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VPNの導入フローと注意点
1. 必要なスペックのVPNを選ぶ
VPN選定の基本は、自社にとって効果的に利用できるサービスを選ぶことです。そのため、上記の選び方を参考にして、自社に必要な要件の想定をすることが重要です。そのうえで、数多くある製品の中から想定した要件に合ったサービスの絞り込みを行いましょう。
具体的には、はじめにOSの対応や同時接続端末数・通信速度などに加え、自社で重視したい要件に合うものを選び出し、次にそのほかの要件を加えて選定するなど、2段階で絞り込むのもおすすめです。そして、最終的に予算に見合った数社の製品を選びます。
2. 無料トライアルで接続の安定性を確認する
VPNでは、無料トライアルが設定されているサービスも多いです。自社の要件を満たすVPNをいくつか絞り込んだら、無料トライアルを利用して接続の安定性や使い勝手などを確認し、最終的に導入するサービスを選ぶのがおすすめです。
中には、返金保証制度のあるサービスもあります。返金保証制度は、一定期間利用して満足できなければ、契約を解除して返金してもらえる制度です。多くの場合、設定期間は30日程度で、割安な2年契約をしていても短期間で契約解除と返金できるケースもあります。
3. 海外で利用する場合は各国のルールを確認しておく
日本ではVPNの利用は合法ですが、国によってはVPNを違法としているケースもあります。特に海外で利用する場合は、各国のルールを確認しておくことが重要です。中国・ロシア・北朝鮮・イラク・トルコなどのインターネット規制の厳しい国は要注意です。
運用元の中には各国のルールを把握し、接続情報を随時確認しているベンダーもあります。現地の情報が得られない場合は、運用元に問い合わせると明確な回答が返ってくるケースもあります。
まとめ
VPNは、安全にインターネットに接続できる仮想的な専用回線を指し、導入することで自社のセキュリティ確保ができます。さらにセキュリティ強化を図るためには、ノーログポリシーを採用したサービスがおすすめです。
VPNを選択する際には、サーバー設置数や設置エリア・対応デバイス・通信速度・同時接続端末数・サポート充実度などに注目することが重要です。特に、機密性の高いデータを扱う企業や個人は、VPNを導入して高いセキュリティを確保しましょう。