人材業界におすすめのSFA5選|導入のメリットや選び方も解説
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- 人材派遣の営業は法人営業と求職者担当に分かれており、双方の連携が重要である
- SFAにより顧客の状況や選考段階などが把握しやすくなり、適切な提案ができる
- SFAを選ぶ際は、必要な機能の有無や担当者が使いやすいかどうかなどをチェックする
人材業界の営業において顧客情報の共有は重要です。しかし部門間の連携がうまく取れないこともあるでしょう。SFAを活用すれば、法人営業と求職者担当の間のミスマッチを防ぐことができます。本記事では、人材業界がSFAを導入するメリットとおすすめのSFAをご紹介します。
そもそもSFAとは
SFAとは営業支援システムのことで、名称の通り営業活動全般を支援するためのツールです。見込み客への営業や商談を役割とし、それらを支援する機能が備わっています。今回はその中でも、人材業界でのSFA導入へフォーカスしてご紹介します。
\SFAのおさらいはこちらの記事をチェック/
SFAとは?CRM・MAとの違いや導入成功へ導く4つのポイントを解説
SFA(営業支援システム)とは、営業メンバーの行動管理や商談の進捗状況を共有するツールを指します。本記事では、営業活動やマネジメントを効率化してくれるSFAの主な機能やシステム導入によるメリット・デメリット、導入の際に選ぶポイントを解説します。
人材業界の営業とは
人材業界の営業には、法人を担当する法人営業と求職者を担当するアドバイザーの2種類があります。大手の人材派遣会社では、法人担当と求職者担当をそれぞれ分ける分業制を採用している場合が多いですが、小・中規模の人材派遣会社では兼務をしていることもあります。
分業制を採用している場合は、それぞれに企業・求職者への対応が効率よく行えますが、兼務している場合は、非効率的になりがちです。ここでは、人材業界における2種類の営業について詳しく解説します。
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法人営業
法人営業の仕事内容は、求人を募集している企業と契約を結び、求職者を紹介することです。法人営業は、契約を結んだ企業より事前に求めている人材をヒアリングし、適切と思われる人材を紹介します。
法人営業はリクルーティングアドバイザー(RA)と呼ばれることが多いですが、ただ単に人材を紹介するだけでなく、時には企業側に対して採用に繋げるためのアプローチの仕方などをアドバイスすることもあります。
求職者担当
求職者担当の仕事内容は、求職者と面談を行いヒアリングした転職理由・希望職種・希望勤務地などを元に、希望条件に合った企業を紹介することです。求職者担当は、求職者の内定に向けて履歴書の書き方・面接の仕方などもアドバイスします。
求職者担当はキャリアアドバイザー(CA)と呼ばれることが多く、企業によってはコンサルタント・キャリアカウンセラーと呼ぶ場合もあります。中にはキャリアコンサルタントと呼ばれる人もいますが、国家資格のため資格保有者のみが名乗れる肩書です。
人材業界における営業の課題
人材業界における営業の課題はいくつかあります。企業・求職者いずれも複数の人材会社と契約をしている場合が多いため、求人募集する企業は他社の人材会社の求職者と比較をしたり、求職者もまた他社の条件と比較します。
また、求職者については登録をしてもすぐに転職に応じられない・良い企業があれば転職したいなど検討段階である場合も多くあります。さらに、分業制を採用している人材会社では、法人営業と求職者担当との情報共有がスムーズではないなどの問題点もあります。
ここでは、そういった人材業界における営業課題とその理由について解説します。
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人材業界における営業の課題
顧客の情報が把握しづらい
営業課題のひとつは、求職者の情報が把握しづらいという点です。転職を希望する求職者は、複数の人材会社に登録をしていたり、自ら就職活動を行っていたりします。そのため、求職者の求職状況は日々変わります。
たとえば、マッチする企業を紹介しても、すでに他社の人材会社から他の企業を紹介されていたり、すでに採用されていたなどという場合があり、自社の紹介とは契約に至らないことがあります。
そのため、企業側にとっても良い人材が紹介してもらえる機会を逃してしまうなどの状況になります。
部門間のミスマッチが発生する
法人担当・求職者担当をそれぞれ分業している人材会社では、担当者同士の情報共有がスムーズに行われないという課題があります。企業・求職者のそれぞれからヒアリングした内容の共有が上手くいかないと、求職者を紹介してもミスマッチになります。
1人の担当者で企業・求職者両面からヒアリングした場合には起こりにくいですが、分業制にしている場合はそれぞれの担当分野でヒアリングを行います。そのため、情報共有が上手くいかず、ニーズに合わない企業や求職者を紹介してしまうことになります。
人材業界にSFAを導入するメリット
SFA(Sales Force Outomatio)とは営業支援ツールのことを指し、導入することによって法人営業と求職者担当間の情報共有が効率よく行えます。また、企業から得た情報を記録することにより、営業戦略が立てやすくなり営業活動がスムーズになります。
さらに、求職者の情報・現在の状況などの管理も行えるメリットがあります。ここでは、人材業界においてSFAツールを導入した場合のメリットを詳しく解説します。
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人材業界にSFAを導入するメリット
顧客情報の共有が容易になる
SFAツールの導入により、求職者の求職状況などの共有がしやすくなります。SFAツールでは、求職者の連絡先・希望条件・相談内容などの情報を一元管理できます。そのため、法人営業担当者との情報共有がスムーズに行えます。
また、求職者の日々変わる状況についても、システムに常に入力を重ねることによって、現在の求職状況の把握が可能となり、企業への紹介もしやすくなるなどのメリットに繋がります。
営業戦略が立てやすくなる
法人営業担当が企業とのヒアリングを行った内容や、新規企業の開拓を行った際の記録を登録しておくと、今後の営業活動においての戦略を立てやすくなるといったメリットがあります。
営業担当は、日々の営業日誌のように貯めた情報は、営業担当者が変わってしまった場合でも引き継がれます。さらに、企業側とのマッチングが上手くいかなかった場合も、その理由などの分析が行え、今後の営業活動に活かすことができます。
求人管理ができる
人材派遣業界に特化したSFAツールであれば、法人営業が獲得してきた求人情報を管理することができます。また、求職者とのマッチング状況や、選考段階などの管理も行えるため、二重の紹介などを防げます。
さらに、採用となった求職者の情報や、企業の求める人材などの管理・傾向・分析が行えるため、今後の企業開拓や求人者選考・紹介に繋げられます。
人材業界におすすめのSFAツール5選
GOOD
ここがおすすめ!
- 成果に直結するダッシュボードを搭載
- 正答率92%、AIによる受注予測機能を開発
- シンプルなUIで顧客管理による負担を最小限にすることが可能
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ここが少し気になる…
- シンプルすぎるがゆえに目的に合わせた細かいカスタマイズができない
GOOD
ここがおすすめ!
- ビジネスの変化にも柔軟に対応でき、余計な中間マージンや開発コスト不要で順国産のシステムが使える
- 案件管理はもちろん、名刺取込みやモバイルにも対応
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ここが少し気になる…
- 公式HPだけでは詳細が分からず、問い合わせが必要
ソフトブレーン株式会社
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ここがおすすめ!
- データの二重登録や資料作成時間を削減でき業務効率化できる
- マルチデバイスに対応しているため場所を問わず使用可能
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ここが少し気になる…
- マニュアルがわかりにくく定着に時間がかかる
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ここがおすすめ!
- 「使いやすさNo.1」を掲げており、直観的な操作設計にこだわったシステム設計
- MA・SFA・CRMすべての機能を搭載
- サポート体制が充実している
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ここが少し気になる…
- 10ユーザーからしか利用できない
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ここがおすすめ!
- 予算と状況に応じて選択できる3つのプランがあり、管理や進行がしやすいシンプルな設計
- プロとエンタープライズプランは「名刺管理」が使える
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ここが少し気になる…
- スタンダードは安価ではあるが、使える機能が必要最低限に限られている
その他のSFAツールの選び方
SFAツールを選ぶ際には以下のようなポイントに注目する必要があります。特に重要なのはコスト面・必要機能の搭載・外部サービスとの連携が可能かなどが挙げられます。また、そのほかにもスマホ・タブレットなどの端末の利用に加えセキュリティ面・サポートの充実などがあります。
それらのポイントが自社の運営に見合っているか、各担当者が無理なく使用ができるかなどを事前に確認することをおすすめします。
【重要な3つのポイント】
- コストパフォーマンスが見合っているか
- 自社に必要な機能が搭載されているか
- 外部サービスと連携できるか
【他の比較ポイント】
- スマホやタブレットで利用できるか
- 担当者が使いやすく工数削減できるか
- 他部署と連携できるか
- 導入実績が豊富か
- サポートは充実しているか
- セキュリティ対策は万全か
- 無料トライアルがあるか
まとめ
人材派遣業界における課題は、営業担当者同士の情報共有や顧客のニーズを把握するなどさまざまあります。しかし、SFAツールを導入することによりそれらの課題をクリアすることが可能です。
また、SFAツールを選ぶ際には、コスト面・使用感・他サービスとの連携などを事前に把握することによって、法人営業・求職者担当の営業活動はスムーズになり、企業と求職者のマッチング効率が上がります。
さらに営業戦略を立てるための情報分析なども行えるため、SFAツールを上手く活用して営業活動をスムーズに行いましょう。