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インターネットでWebサイトを閲覧する際は「www.onamae.com」の様な英数字や日本語を組み合わせた文字列(ドメイン名)を打ち込みサイトへアクセスしています。
しかし、実際には「150.95.237.99」の様な「IPアドレス」と呼ばれるものに変換されていることはご存知でしょうか。DNSは「www.onamae.com」と「150.95.237.99」を紐付け、変換する仕組みの事を言います。
DNSとはDomain Name System(ドメイン・ネーム・システム)の頭文字です。
各コンピュータの住所のようなもの(送信先)であるIPアドレス。このIPアドレスは数字の羅列(「198.41.100.00」のようなもの)で、私たちが見てすぐに「この数字があの人のコンピュータの送信先だな」と認識するのは困難です。
そんな時にこのIPアドレスを、私たちも覚えやすいよう「onamae.com」といった英数字や日本語を組み合わせた「ドメイン名」に紐づけ変換してくれるのがDNSという仕組みになります。
DNSはWebサイトの閲覧時だけではなく、メールの送受信時にも使用されており、DNSがないとドメイン名を使ったWebサイトやメールの利用が出来ないため、インターネットを利用する際に非常に重要な仕組みと言えるでしょう。
そして、IPアドレスをドメイン名に変換するサーバーを「DNSサーバー」と呼びます。
このDNSサーバーが仲介役となり、コンピュータとの通信やWebサイトの表示などを行ってくれます。
2つのDNSサーバー
DNSサーバーには大まかに分けて2つの種類があります。
一つは「キャッシュDNSサーバー(フルサービスリゾルバ)」、もう一つは「権威DNSサーバー(DNSコンテンツサーバー)」です。
権威DNSサーバー(DNSコンテンツサーバー)
DNSサーバーはIPアドレスとドメイン名の仲介役とお伝えしました。
このサーバーは、「このIPアドレスはこのドメイン名である」「こちらのドメイン名はあのIPアドレスである」、と対応するものをそのまま仲介(変換)します。
これらの情報が載っているファイルのことを「ゾーンファイル」と呼びます。
このゾーンファイルに対応するIPアドレスやドメイン名が載っていない場合は「わからない」と返してきます。
キャッシュDNSサーバー
「キャッシュ」という言葉を皆さんも耳にしたことがあるかもしれません。
権威DNSサーバーに対し、キャッシュDNSサーバーはゾーンファイルを利用するわけではなく、私たちが検索などをした際に「他のサーバーに回答を聞きに行く」ような仕組みをしています。
そしてその回答をメモしておき、今後同様の検索などがあった際にはそこから私たちへ結果を返してくれるようになります。
では、実際どの様な流れでWebサイトが表示されるのでしょうか。「onamae.com」を例に簡単に解説いたします。
Webサイトが表示される仕組み
メールを送受信する際も基本的な流れは同一です。上記の様にWebサイトを表示されるまでにはいくつものステップがあります。
世界中のWebサイトやメールアドレスに使われているドメイン名には、すべてDNSが設定されています。ここではDNSが正しく設定出来ているのかどうか確認する方法をご紹介いたします。
対象となるドメイン名を下記の検索窓に入力し、「確認する」をクリックしてください。画面内に「150.95.237.99」の様なIPアドレスが表示されていれば問題ありません。
登録したドメインでWebサイトやメールアドレスを使用するためには、登録したドメインにアクセスされた際にドメイン名とIPアドレスを関連付ける必要があります。そのためには「DNSサーバー」が必要です。
お名前.comで管理いただいているドメインには、無料でご利用いただけるDNSサーバーを提供しています。またDNSを一元管理可能な「DNS管理サービス」では幅広い機能もご用意しておりますので、かんたんにご紹介させていただきます。
DNS管理サービス
お名前.comのDNS管理サービスは、DNSレコード設定やホスト登録、セカンダリDNS、ゾーン情報のテンプレート機能、DNSSEC(Domain Name System Security Extensions)等、幅広い機能をお名前.comで管理できるサービスです。
他社ドメインも利用可能ですが、ご契約状況によりお申込み方法が異なるので、「お名前.com Navi」(お名前.com管理画面)よりご確認ください。